はみがき。

大工のよめ

2012年01月05日 22:29

今、こうちゃんの歯みがきをしてきました。






・・・そういえば、年末の東日本大震災についての特集番組で

こんなことを聞きました。

それは、

津波被害に遭われた方の検視をした歯科医師さんの話でした。

その方、検視した方の中でも2歳の子どもさんの検視がとても心に残っているそうです。






通常、口の中を見ると、

なんらかの治療跡や黄ばみなり、虫歯の痕跡などがみられるそうです。

でも、

その子どもの歯は

真っ白で、

何一つ”痕跡”がなかったそうです。

その歯科医師さんは

「この歯を見るだけで、この子がどれだけ家族に愛され、大事に育てられていたかがわかりました。」

とおっしゃっていました。






ちょうど同年代の子どもを持つ親として、

よめも本当につらく、やるせなく、くやしくなり、

その歯科医師さんの話を聞きながら号泣していました。







やっぱり、親として、まだ手元のおぼつかない子どもの虫歯予防には

毎晩、仕上げ磨きを丁寧にしてあげる、

その気持ちが痛いほどよくわかるのです。





親自身が幼いころ歯医者で痛い目にあったとか

ずっと歯医者通いをしたとか、

大人になっても歯並びに悩んでいるとか、

・・・とにかくそういう気持ちがあって、

せっかく授かったこの子にはそんな想いはさせたくない、そんな一心で

最初は嫌がる子を慣らしながら

次第に仕上げ磨きも親はなんなくできるようになっていく・・・。

ひざ枕をして口をあけて身をまかせつつも

時々甘えてこっちをむいてくる子どもの愛らしさ・・・

そのお子さんのお母さんもきっとそんな幸せをかみしめていたに違いないと思うと

・・・とてもとてもつらくなりました。





子どもがまだ遊びたがったり、嫌がったりしても

毎日のそのひとつひとつの積み重ねが

やっぱり幸せの証、なんやな~と

手を合わせたい気持ちになりました。











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