日常。

大工のよめ

2011年07月01日 21:04

夕方、

暑くて窓を開け放った2階で

山ほどの洗濯物を畳んでいました。

すると、

外へ散歩に出たこうちゃんの甲高い声と、会話するたーたんの声が

聞こえてきました。

まだ3歳の子どもの話は

聞いとるとなんかおかしくて

独りできいとるのに笑えてきて。

そこにひく~い声で、でも3歳児にあわせて会話するたーたんとのやりとり。。。






会話する二人の表情を想像しながら

こうちゃんのまだまだ小さいタンクトップと

着古したたーたんの作業着を畳んでいました。






毎日聞いとる子どもや主人の声を

言ってみれば、ただ耳にしただけのことなんやけど、

世の中の母親っていうのは

たぶん、

こういうのにとても幸せを感じるもんやと思います。

よめも

母親になってこんなごくごく普通の日常に

ふと幸せを感じるようになりました。






こうやって

毎日を積み重ねて

子どもが増えたりして

その子たちが大きくなっていって

声の出方も遊び方も変わって行って

いずれ

外でこんな響く声で騒ぐこともなくなっていって

大人になっていって。

独立してよそへいくのか

はたまた

お嫁さんでももらっていっしょにおってくれるのかわからんけど

そうやって

何十年さらに年月を積み重ねて。






いつか

「そのとき」が来たときは

こういう、

なんでもない日常の

声や気温やにおいや感触や・・・

そういうことを思い出すんかなぁ~、なんて

ふと思ってしまいました。






去年

実家のばあちゃんが亡くなった時

自分の子どもたちがそろって

子どもたちだけが自分を囲むようなふうになると

安心したかのように

ふっと

旅立って行った、

そんなことをおばちゃんが言っていました。

こんこんと眠るなかで

ばあちゃんはよめが今日感じたような日常を

ひょっとしたら感じとったというか思いだしとったんかなぁ、と重ねたのでした。











今日、

本当にすてきな母親、

あこがれの女性、の

旅立ちの知らせを聞きました。

本当に

いつも元気で

とにかくすてきな笑顔でいつもてきぱきとアクティブなヒト。

あこがれ、でした。

昨日までの猛暑もすこし落ち着いた

過ごしやすかった今日の夕方。

その方が

いつも家族を想っていろんなことを

にこにこと元気にやってみえる姿が目にうつりました。






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