大工の嫁のぶろぐ

先日、

NHKの「仕事ハッケン伝」という番組で

お笑いコンビ　ピースの又吉さんが

ローソンでマジ仕事、っていう企画が放映されていました。






本気で、

芸能人やでどうの、ってこと関係なく、

普通に１週間雇われて仕事をするので

本気で上司に怒られたり、自分で徹夜でプレゼン考えたり、なんてこともある番組です。

この番組がお気に入りでみとった、

そのうちの１つです。






さて、又吉さんは大手コンビニチェーンローソンの企画を担当する部署で働いていました。

上司や先輩たちが驚くような

又吉さんの感性に驚きもし、

よくテレビでみた、又吉さんの趣味、読書、

それも、漱石とか龍之介とかそういうのを膨大な量読んでいるっていうものの

その本当の力っていうのを見せつけられた、そんな気もしました。





又吉さんの仕事ぶり、企画ぶりもすごかったけど

ローソンの仕事っていうのも感激した。

まあ、冷静に思えばどこだってそうなんやろうけど、

常にお客様の行動、考えをしっかりとらえ、それを次の企画、そのまた次の企画で形にしてゆく。

大手チェーン店なんやで

あぐらかいとったってモノが売れるやろうに・・・とも思えるけど逆なんやな。






あぐらかいとらずにいつも必死で次を考え

ターゲットを絞り込み、

ターゲットが何を本当に求めているかを

自分＝ターゲットになるくらいに聞き込みしたり目で見たりしてその動向をしっかりとらえ

研究しとる・・・

だから、

モノが売れる。

だから、

お客様が訪れる。

それも、

リピートしては何度も。






ローソンってひとことで言っても

地域やそのターゲット、住んでいるひとたちの年齢層などを踏まえて

１店１店、扱う商品やつくり、

店員さんのお客に対するスタンスなどまで違えているという。

言ってみれば

同じお店は２つとない、というくらいだそうだ。






なんかともすると、

ど素人の自分は

「あそこは大手やで（売れる）」「あそこは全国チェーンやで（人が来る）」って

簡単に言ってしまいがちやけど

大手だから売れるんではなく、

お客が飽きないお店づくり、

ターゲットをしっかり絞り込んだお店づくり、

そういうことを日々繰り返すという努力、

お店のセンスを磨き続けることを怠らん努力をつづけているからこそ

大手であり、ネームバリューが生まれ、今日があるんでないかと思えたのです。





ならば、

地元密着の自分の店なら、

ひょっとしたらもっと研究がしやすく、

もっとそれを反映しやすいかもしれん・・・。






そんな簡単ではないんかもしれんけど

そのくらいに考えてもいいんかもしれんな、と思うのでした。